丹羽文雄『人間・舟橋聖一』が面白すぎて困る

丹羽文雄は昔の文豪で、やはり昔の文豪だった舟橋聖一がライバルにしていた(と丹羽文雄は書いている)人ですが、彼は舟橋聖一よりだいぶ長生きしたので、舟橋聖一の死(1976年)後に『人間・舟橋聖一』という本を書きました。 ぼくが読んだのは昭和62(1987)年・新潮社刊行のもので、雑誌「新潮」に1984年から86年にかけ…