清水宏『簪(かんざし)』(1941年)のぬるいシークエンス(カット)と日付について

清水宏『簪(かんざし)』(1941年)は、街道を行く蓮華講(という名前の講中)とそのメンバーの女性ふたりの、長いシークエンスからはじまります。 ヒロインの太田惠美とその友だちのお菊は、だらだら話したあげく山梨県の下部温泉(実際に撮影されたのは那須塩原温泉らしいです)に一行と共に泊まります。 下部温泉は、…