砂手紙のなりゆきブログ

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映画『スーパーサイズ・ミー』作った人は、次に『オーガニック・ミー』を作ってみるのはどうか

 映画『スーパーサイズ・ミー』という、ドキュメントを装ったプロパガンダ映画を見ました。マクドナルドの食べ物だけでひと月過ごしたら、どんなになるかという実験をしてみた映画です。映画の中では「とりあえずやめておいたほうがいい」という結論にはなっているみたいですが、俺としては、
1・どんな食生活でも、同じようなメニューをひと月続けたら体に悪い(健康食品だけでは生きていけない)
2・そもそも摂取カロリー過剰・運動不足・ビタミン不足だと、マクドナルドその他のファストフード店に足を踏み入れなくても体調が悪くなる(逆に、ファストフード店に行きながらでも、カロリー・コントロールして、適度な運動して、サプリメントしっかり取ればどうってことない)
3・デブのアメリカ人ばかりを映していると、アメリカ人はデブばかりに見える
4・ひどい学校給食のところばかりを映していると、学校給食はひどいように見える
5・ファストフード店に行ったことのないような医者100人に聞けば、90%以上の医者は「ファストフード店には月に1度でも行くべきではない」と答える
 というような感じで、ニセ科学の作りかた、みたいな映画になってるのが考えどころでした。
 たとえば、タバコが健康に悪い、という説は、もう少しある程度客観的なデータで語られていると思うんですよね。それでも、タバコ吸ってて長生きな人もいれば、どうもタバコのせいで早死しちゃったように見える人もいる(ちなみに、ぼくの知っている早死の人は、みんなタバコ吸ってて肺ガンで死にました)。
 これに関しては、ウィキペディアの『スーパーサイズ・ミー』でも反証例がいくつか挙げられています。
 あくまで個人的な意見ですが、マクドナルドのメニューは週一回ぐらいにするぐらいでいいんじゃないかと思います。
 日本とアメリカのマクドナルドはいろいろ違っているんだけれど、やっぱこの映画、肥満怪談映画だよなぁ。