笑いの本質は飛躍の距離にある(古今亭志ん生)
どうもうまく口に出来ないんだけど、表現の過剰、ってのは古今亭志ん生の落語の基本だよね。「強情灸」で、あちーっ、って言って飛び上がって飛び出して、そのままシベリアまで行っちゃった、とか。「火焔太鼓」で、ほこりだらけの太鼓を、ほこり払ったら太鼓がなくなっちゃうよ、って言うおかみさんとか。
その割に、話としてオチが演技過剰じゃないところや、「冗談言っちゃいけねぇ」って、落語の中でツッコミ入れるキャラが少ないため(記憶の中ではほとんどいない)、「話を面白く語る人」じゃなくて「面白い人の話」になってるのがすごいですね。
もう少し長く書こうと思ったけど、今日はもういい。