砂手紙のなりゆきブログ

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独裁者は本が好き(スターリン)

 ナポレオンとヒトラーとスターリンに共通するところは、3人とも本が好きだった、ということです。
 ナポレオンはエジプトに学術者送って本を書かせたり、すごい量の手紙書いたりしてたし、ヒトラーは1万4千冊の蔵書の多くが軍事関係で、うるさいドイツ軍に対して理論武装するために読みました。
 しかし一番すごいのは多分スターリンで、毎日500ページ分の本を読むのを日課にしていて、それ読み終えたら夜の10時に作戦会議(誰をシベリア送りにするかとか)。
 スターリンは自分で発禁にした本まで読んでたりするのがすごいですね。トロツキーとか。
 多分当時のソ連では国で一番の読書家だったんじゃないかと思う。独裁者って友達作って大騒ぎとかなかなかできないんで、どうしても本を読む時間が多くなるんですかね。そうでなければ本を書く。
 会社や企業でも、社長が独裁者なら多分その会社で一番本を読んでる人間だと思う。森繁みたいな社長もいるように見えるけど、多分そんなに多くない。
 関係ないけど、トロツキーの『ロシア革命史』面白いです。革命家・思想家でもとても面白い、というかうまい文章書く人いるんだけれど、文章力に関しては思想ほどには評価されないですかね。