砂手紙のなりゆきブログ

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仲の悪い人(007 カジノロワイヤル)

 人と人とは、すぐに仲が悪くなったり、また普通の仲になったりするんですが、迷惑なのはその周りの人間ですね。一応社会人としての自覚がある人間は、嫌いな人がいても露骨にそれについて語らない。語る必要がある人は、何かを作っている人なんですが、他人の創作物をひどく言うことなんて滅多にありません。黒澤明が『荒野の七人』を嫌いなのはまぁ仕方ないですかね(個人的にはハリウッド的リメイク作品としてはよくできていると思います)。作家業界ではまぁ、会わなければいい、ということができるんだけど、映画は共同作業なんでそうはいかないですね。
 ところで、「・」がないほうの007の映画『カジノロワイヤル』(呆気に取られるほうのカジノロワイヤル、でもだいたいいいです)では、ボンド役(の一人)のピーター・セラーズと、悪役ル・シフルを演じたオーソン・ウェルズとは当時仲が悪かったらしくて、2人がカジノで対決するシーンは、わざわざ別の日に、別撮りしたそうです。見たけどこれもよくわからない。あとなんで仲が悪かったのかも不明。まぁどちらも友達少なそうですよね、仕事の仲間は多いかもしれないけど。