砂手紙のなりゆきブログ

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海外翻訳ミステリとかSFって、どうしてだんだん弱っていってるのか

 弱ってる、というのは、話が面白くなくなってる、っていうんじゃなくて、どうもセールスとして目立ったところに来てないなぁ、という意味です。どちらも国内作家はそれなりに人気あると思うんですけどね。ミステリー>時代小説>SF>>>それ以外、みたいなイメージ(国産では)。
 翻訳ミステリーのセールス的な黄金時代は1980年代だと思うけど、あの時代って本格(ミステリーらしいミステリー)で売れてた時代じゃないですよね。なんかちゃんとリスト作って回顧しよう。
 早川のミステリ・マガジンで「ベスト」的回顧企画がはじまったのが1980年2月号(一番最初は1979年に発表されたもの)で、SFマガジンは、えーと、1991年3月号か。
 その前はどうやって読むものみんな選んでたんだろう。ネットがないのでクチコミ?
 …ひょっとしたら、世の中で出版されてた全部のミステリーとかSF読んでたの? まぁ点数的には可能ですけどね。
 翻訳小説が売れなくなったのは、本が売れなくなったのとも少し、というか大変関係があるんだろうな。隣のおじいさん、ついこないだまで毎朝マラソンしてたのに、杖ついて散歩するようになって、顔を見なくなったと思ったら寝たきりという噂を聞いて、いつのまにか死んでた、みたいな感じ。まだ死んでませんけどね。翻訳も国産も、がしがし面白い小説出てるだけに、気になりまくり。