砂手紙のなりゆきブログ

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13年前、小泉純一郎元総理は何に「感動した」のか(ゆるふん)

 小泉純一郎氏(当時総理)が、平成13年(西暦2000年)夏場所貴乃花に優勝のトロフィーを渡すときに言った言葉ですね。youtubeでも確認できます。
 正確には、
「痛みに耐えてよく頑張った! 感動した! おめでとう!」
 なんですが、そもそも何の痛みになんで耐えてるのか、何が原因で怪我しちゃったのか、今となってはぼんやり記憶にあるだけですね。
 これは優勝決定戦前の13日目の武双山との取り組みで、武双山が「ゆるふん(ゆるい褌)」のために、まわしを取っても貴乃花は投げることができなくて、体制優位ながら大技の「巻き落とし」をくらって、力士としては致命的な右膝半月板損傷という怪我を受けながらも、無理して出続けて、最後の優勝をした、ってのがあります。その場所から1年以上の休場、という大怪我です。
 なんだかんだ言わなくても、その時の全取り組みがyoutubeにまとめてアップされてました。
 しかしもうその強いのなんの。まるで壁が押し寄せて殴りかかって来てるようなもので、まともな人間なら一発で軽くシベリアぐらいまで吹っ飛びます(ちょっと志ん生風のクスグリを入れてみました)。
 これに耐える側の力士がいるほうが信じられない。栃東朝青龍千代大海などは堂々と勝負して負けてますが、大波同士がぶつかり合ってるみたいで、とてもこの世のものとは思えない。
 ただ、説としての「ゆるふん」はあるけど、動画で見ると廻し一枚だけしか取れてない貴乃花が力足りなかったようにも見えて、なんかモヤッとした気持ちになる。
 ゆるふんよりも巻き落とし禁止にしたほうが今後の勝負のためには良かったかもしれないです。

 勝つために手段を選ばないんだったら、子供誘拐して「八百長しろ」って言ったほうが早いですね。でもって、刑事さんたちが悪い奴捕まえて、「パパ、頑張って!」という助けられた息子の応援する声を土俵で聞いた貴乃花は、褌からピストル出して武双山撃ち殺す。