砂手紙のなりゆきブログ

KindleDPで本を出しました。Kindleが読めるデバイスで「砂手紙」を検索してください。過去テキストの一覧はこちら→http://d.hatena.ne.jp/sandletter/20120201/p1

可愛いものが好きな人は可愛い人になりたいのか?(放浪息子)

 なんかアニメ『放浪息子』見ていて納得いかないのはそこらへんなんだよね。
 子犬とか好きな人は子犬になりたいかと言えばそんなことはない。子犬になったら愛でられることはあっても愛でることができなくなるじゃないか。
 なお、普通に女装してみたがってる男子は、中学生だと半分以上、おそらく9割ぐらいは思ってるんじゃないかな。政府統計が出ていないので不明だけど、それで「女の子」になりたいとかは思わない。なんか面倒くさそうなものとそこから40~50年ぐらいつきあうんですよ。それにたいていの美少年は女子の下のレベルより美少女になれるはず。
 セーラー服は男子の服だけど、スカートは女の子を可愛くみせる服であると同時に、野蛮さを拘束するためのファッションです。現代では日常生活でスカート履いてる男子は野蛮人しかいないし、ローマ帝国を滅ぼした野蛮人もオードリー・ヘップバーンも、スカート履かせたらおとなしくなった(ちょっと盛ってます)。
 このアニメのグループとしては女子5人男子2人がメインなんだけど、主役のニ鳥修一は別に性同一性障害じゃないですよね。だって別に男の子を好きになってる男の子じゃない。女の子になりたい人は男の子しか好きになれない子だと俺は確信を持って言えるね。女の子と仲良くなりたい(女友達が欲しい)ってのはあるかも知れないけどね。
 でもこのアニメ、別に性的な話は、手を握るぐらいのところまでしかない。
 本当に女の子になりたい子だったら、性格がきっちりしている土居伸平と手を繋いでドキドキしちゃうだろうし、可愛いのを愛でたいのなら、このアニメの中で一番小さくて可愛い佐々かなこさんをもっと可愛くして(服とかアクセサリーとかいろいろ見繕って)愛でるね。
 ちなみに、話としては青春前期のモヤッとした感じが全体に半リアルで漂ってて、恋愛のドロドロも露骨にあるわけじゃないので普通に楽しめました。
 土居伸平に調教されて女装で尻穴なめられるニ鳥修一とか、女装で千葉さおりと擬似レズシーンやるとか、そういう『おとなの放浪息子』とか、ひどいの考える。