砂手紙のなりゆきブログ

KindleDPで本を出しました。Kindleが読めるデバイスで「砂手紙」を検索してください。過去テキストの一覧はこちら→http://d.hatena.ne.jp/sandletter/20120201/p1

ゆるく募集・料理を最初から最後まで作る映画・アニメ(レミーのおいしいレストラン)

 料理の材料をそろえて、切って、茹でたり煮たり炒めたりして、盛り付けをする、という行動が最初から最後まで描写されている映画・アニメを探しているんだが、なかなか見つからない。文章で書くとだいたい文庫本の字の組み方で10行から20行ぐらいなんだけど、なんでそれを映像(動画)にしてくれないのか、それとも俺の探し方がヘタなのか。
 ということで、ゆるく募集してみます。
 今のところ、『クレイマー・クレイマー』のフレンチ・トーストが映画では唯一の確認例。そもそもそんなに料理映画・料理アニメとか見ていないのがいけなかったんだろうか。アニメ『夢色パティシエール』とか見ようかな。
 落語『寝床』における「がんもどき」の作り方はこんな具合(古今亭志ん朝)。

「あの中にはいろいろ入りますから、ごぼうですとか、ニンジンね、それから蓮、ゴマ、チソの実、このチソの実というのがやっかいなんです、時期であるときはよろしいんですが、ないときは漬物屋から買って参りまして、そのまんま使うと塩辛くていけないってんでいったん塩出しをして、それから使いますから…」

 ここで使われるニンジンは金時ニンジンかな? チソの実を入れるのも含めて関西風味です。このあと一般的にはタケノコなんてのも入れますが、今みたいに季節外れでも水煮なんてのが売ってる時代ならいいんですが、当時だとタケノコを買ってアク抜きをしなければいけない。一般的に使われているアク抜きの方法は、米ヌカを入れまして20分から40分…と話しているといつまでたってもできない。だいたいの材料を刻んで、すり潰した豆腐と混ぜて揚げる。量にもよりますが家庭用4人から5人ぐらいで20分とあるけど、俺にはちょっと無理だな。専門の料理人なら1時間で50人分ぐらい作れそうであります。
 落語『死神』では、死神とグルになったインチキ医者の主人公が、患者をどんどん治していくときに、ダイコンの葉っぱを刻んだものを「薬」と称して渡します(そんなもの飲まなくても治るんですが)。三遊亭きん歌。

「あー、まぁ、煎じてもいいしねぇ。おみおつけに入れてもいいよ。ごま油で炒めて七味かけてもうまいよ」

 で、突然思い出したんですが、アニメ『氷菓』のお料理対決で、伊原摩耶花が「かき揚げ丼」を材料から完成まで作ってましたね。他の料理は、千反田えるも他の出場者も、ちょっとだけ短縮してあります。