砂手紙のなりゆきブログ

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ところでミック・ジャガーが「サティスファクション」を歌うとき、どちらの手でマイクを持っているか知ってますか(神のみぞ知るセカイ)

 普通のロック好きはご存知でしょうが、ローリング・ストーンズミック・ジャガーは左手にマイクを持って歌います。右手で客を指差したり、変な踊りをします。
 ところが1960年代の、マイクがハンドマイクじゃなくてスタンドマイクの時代のものは、右手を前にして(ほぼ右手でマイクに近いほうを持って)、左手はマイクスタンドに添える(支える)だけ、という歌いかたをしているのもあるんですよね。いつどこでどういうふうに、持ち手を変えたのかわからない。
 レッド・ツェッペリンのボーカルであるロバート・プラントも左手にマイクを持って歌います。
 じゃあ右手でマイク持たない人はいないのか、というとそんなことはなくて、探せばいくらでもいます。
 たとえば、声優の東山奈央さんを例にあげると、彼女は「右手でマイク持って歌う」という人で、アニメ『神のみぞ知るセカイ』では、アイドル歌手の中川かのんという人の役を演じてるんですが…このアニメの人も右手でマイク持って「かのん100%」とか歌うんで驚きます。
 まぁマイクを魔法のステッキだと思うと、右手持ちのほうが魔法少女的には正しいような気になってきます。
 ただ(個人的に)永遠の名曲「ハッピークレセント」は左手でマイク持って、客席にマイク向けて「片思い!」とかやらせるんで、実際には両手使いですかね。実写のほうでは東山奈央さんは右手でマイク持って歌うんで変な気持ちになる。アニメ直せよ。
 中川かのんさんは、実はソロでやる前はCitronという3人組のメンバーの1人だったんですが、当時のマイクはどっちで持ってたのかうまく確認できませんでした。
 アイドルグループなどは集団の振り付けが多いので、ファランクスみたいに持ち手を統一していないといけないはず(一人だけ反対の手で持つとうまく踊れない)。なんか全員左利きの人ばかり集めたアイドル・ユニットとかあるとすごいと思う。
 麻丘めぐみ『わたしの彼は左きき』というのは昭和時代に作られたアイドルソングですが、この歌は題名の通りの歌で、残っている映像の振り付けを見るとちょっとびっくりします。
 だいたい左手でマイクを持って歌うんですが、「わたしのわたしの彼は」でマイクを左手から右手に持ちかえて、「左きき♪」っていうのは、左手でアクションつけてるんですよね。こういうの、現在のアイドルグループでやってくれないかなぁ。全員でマイク持ち変える演出。すでにあるようだったらすみません。