砂手紙のなりゆきブログ

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オープニングで出てて話の途中から出てくる人(となりの怪物くん)

 アニメ『となりの怪物くん』は、勉強にしか興味のないクールな人生を送っているヒロイン・水谷雫(みずたにしずく)が、ちょっと変だけどまっすぐな性格で勉強は雫よりできる不登校少年・吉田春(よしだはる)に友達扱いされて、周りの人も含めていろいろ変わっていく話です。「好きだ」「考えとく」しか言わない、特に事件とか戦闘とかない青春すぎるアニメですが、セリフのエッジの立ち具合が楽しめました。だいたい漫画原作のアニメって、セリフ表現が素晴らしいのが多いです。

水谷雫「春がいなくなったら、多分わたしはさみしい。でも、もし春がいたい場所があるなら、意地はってちゃだめだ。自分が本当に望んでいるものを、見失っちゃだめだ」(5話)

 とかですね。
 このアニメのオープニング(OP)では、メインキャラクター以外にたくさんの人物が出てくるんですが、原作読んでないとわからないのがいたりします。まぁたいていのアニメはそうなんですけどね。
 たとえば、この話の中で優等生だけど友達がいない(いなかった)大島千づる(おおしまちづる)、OPの右隣にいるのは可愛い子が多いので有名な音羽女学院高校に通う宮間有(みやまゆう)って子なんですけど、はっきりキャラを出して話しているのは全13話のうち10話になってやっとです(それ以前にモブキャラ的には出てきてはいます)。要するに、10話見るまでは毎回OPで「この子誰?」と、原作を読んでないうちは思い続けなければいけないんです。

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 今まで見たアニメでは『ガン×ソード』が、まだ話の中に出てきていないキャラはシルエットで、話に出たらちゃんと出す、というOPで、ちょっと感心しました。話の途中でOPが変わるアニメも多いですが、まぁこういう手もありかな、と。