砂手紙のなりゆきブログ

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バスター・キートンの面白さというのはとても文章では伝えられない

 何ですかねこれは。高度な手品を見ているような気になってしまう。アニメ『トムとジェリー』と、最近のピクサーアニメのいくつかがそれを部分的に継承しているだけで、実写・アニメ問わずこんな不思議な映画は見たことがない。映像(動画)以外の小説・漫画その他の表現メディアでも見たことがなかった。
 映画『隣同士』だと、キートンの隣には彼の恋人(花嫁)がいて、3階に住んでいるため、2人の人間に助けてもらって隣に行って、花嫁を抱いて出てくる。

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 で、恋人の親父とは仲が悪いので、それが出てくると家の中に逃げる。

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 路上に逃げて、工事現場の足場が組んであるところでは3人別れて走って、

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 真ん中の人間が物干しの紐に引っかかって抜けて、

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 下の1人が穴に落ちる。

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 それでも走り続けるキートン。こんな馬鹿な映画があっていいものか。