砂手紙のなりゆきブログ

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「日常の謎」的犯罪に動機って必要なの?

 自分が毎日通る道にある家の玄関わきに、猫の石像があります。
 色は自然石の石の色で、大きさは30センチぐらいかな。招き猫みたいなカリカチュア系じゃなくて、前足をそろえて、ちょっと上を見ているポーズです。
 もう気づいてからひと月ぐらいになるんですが、最近考えてしまうんですよね。
 これがなくなってたら一応「盗難」、こわされてても「器物破損」の犯罪ですが、向きを変えてみる、ってのはどうなんですかね。家の外じゃなくて、家の中を見るようにしたり、南を向いてるのを東を向いてるようにする、ってのは。
 この石像が実にもう、そういうの通りがかりの人がやってみたくて仕方なくなるような感じで置いてあるんです。
 ひょっとしたらぼくがやっちゃうかもしれない。逮捕されるかなぁ。
 犯行の動機とか聞かれても困るんだよね。
 同じ道を通るミステリー好きな人のために、何か考えるネタを提供したかった、みたいな。
 本当に「意味不明の供述」だな。
 人を殺すのに動機なんかいらない、という犯人をミステリーで最初に考えた人はすごいと思った。

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