砂手紙のなりゆきブログ

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芸で金をかせげるようにするには3つの勉強・研究方法があってたいていの人はそれを混ぜて使ってる(円月殺法)

 何か人に見せるための芸を身につけ、それでお金をかせげるようにするには3つのことをやるといいんじゃないかと思います。
1・現代の主流である「型」を勉強・分析し、技術として自分のものになるまで徹底的に鍛える
2・過去に主流であったり、使われたことのある「型」で、今は他の人がやっていないようなものを探し、使えそうなものを再利用する
3・他の芸で使われている芸の「型」が、自分の芸に使えないか考える。戦車道が華道に使えないか、とかですね
 武芸百般から落語・映画その他表現芸術まで、だいたいみんな同じです。
 柴田錬三郎の小説の中に出てくる眠狂四郎円月殺法は師の「無想剣」(禅宗にヒントを得ているものと思われます)を悪用したもので、小説では次のように書かれています。

『師が、剣の道は、流通円転して終始するところなく、循環変動常なき、天地神意の表象であると教えたのに対して、狂四郎が、おのれの太刀をして無想剣たらしめずに、敵をして、空白の眠りに陥らしめる殺法をあみ出した。』(「無想正宗」より)