砂手紙のなりゆきブログ

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日本は左から、アメリカは右から攻めることになっているので真珠湾攻撃の動画はすこしややこしい

 前にも述べましたが、北半球の人間は「北」が「上」という地図に慣れているので(南半球の人間は知らない)、「北」を「奥」に、北面した形で知らない地形とか出されると考えがちです。つまり北=奥、南=手前、東=右、西=左。
 どうも第二次大戦中の日本軍の飛行機の飛びかたをざっくり見ていると、なんか「左から右」に飛んでて、「右から左」に来るアメリカ軍の飛行機と戦ってる図が多い気がします。あくまでも「気がする」なんで大目に見てください。ちょっと右から飛んできた飛行機が日本の飛行機で、左のアメリカの飛行機と戦うと、あれ? みたいな感じになります。なりませんかね。
 ご存じのとおり日本海軍による真珠湾への奇襲攻撃は1941年12月8日(アメリカの日付では12月7日)の早朝におこなわれ、空母から飛び立った日本の飛行機は「北から南(正確には、ちょっと東より)」に攻撃にむかいます。
 だから、逆光ではないふつうの撮りかたをすると、その飛行機は「右から左」へ飛ぶんだけど、どうも実写映像では「左から右」へ飛んでる、逆光の奴しかうまく見つからない。戦争映画なんかもそんな感じ。
 ところがですね、アメリカは「右から左」へ戦ったりしないんですよ。欧州の連合軍といっしょに「左から右」へ戦ってる。おもな敵はドイツ軍です。
 ドイツ軍は実写だと「左から右」へけっこう攻めてて(東欧・旧ソ連が相手)、ハリウッド系の戦争映画だと「右から左」に攻めてる(左側の敵に攻められてる)。
 なんか実写っぽいものだと「右が正義」ってこともないんですよね。
 もう少しいろいろ戦争映画見てみたい。