砂手紙のなりゆきブログ

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ダシール・ハメット『マルタの鷹』ってマルチーズ・ファルコンって言うぐらいだから『マルタの隼』だよね

 タカはホークじゃないかな。福岡ソフトバンクホークスとか。
 タカとハヤブサとは、猛禽類で行動が似ているため似た形状になりましたが、ハヤブサ目とタカ目で、「鳥綱(鳥類)」の下の「目」の段階で違っています。
 わりと素人にもつけられる区別としては、ハヤブサの場合、
1・目がくっきりしててかわいい(タカの場合はちょっとこわい)
2・鼻のところに「鼻腔突起」というものがある(高速で移動しても鼻の穴の空気が詰まってしまわないためという説もあるが、本当のところはよくわからない)
3・上のクチバシに「嘴縁(しえん)突起」というものがある(肉を切り裂きやすくするため)
 その他、体の形でもいろいろ違ってます。
 英語で鷹狩はhawkingらしいですが、falconryってのもあるらしい。どっちが多く使われてるのか今のところ不明です。
 マルタ騎士団がスペイン国王兼神聖ローマ帝国皇帝のカルロス5世に毎年送ったものはタカだったのかハヤブサだったのか、原典しらないのでとんと見当がつかない。
 日本語ウィキペディアに現在掲載されている「ハヤブサ」の画像見ると、たいていの人は「マルタの鷹って…隼じゃね?」とか思う。
 しかし一体誰が最初に『マルタの鷹』って訳したんだろうな。

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