砂手紙のなりゆきブログ

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ともだちがいない女の子はどうやって水着を選ぶのか(僕は友達が少ない)

 アニメ『僕は友達が少ない』は、転校初日にヘマをしたのと外見で友達ができない羽瀬川小鷹と、隣人部を中心にその周辺に集まる6人の女子、主に同学年でライバル意識を持つ三日月夜空(みかづきよぞら)と柏崎星奈(かしわざきせな)の物語です。アニメの中にアニメやゲームが出てきて、とても「見ている人を意識している、メタアニメなアニメ」になっています。類似傾向の作品としては『俺の妹がこんなに可愛いわけがない』『這いよれ!ニャル子さん』などがあるんじゃないかと思います。
 このアニメはテレビ放映版では12話で、その8話では夏休み、メンバーで市営の「竜宮ランド」という豪華なプールに行きます。
 12から13話のハーレムアニメでは、6・7・8話のいずれかの回に水着の回があり、そのお約束としては、
・前日までに水着の試着場面がある
スクール水着の胸の貧弱な子がいる
・パレオの子がいる
 などの厳しいものがあります。
 特に「水着の試着場面」は重要で、複数のヒロインのいろいろな水着姿を視聴者に提供する、という意味で欠かせません。現実の話としても「当日思いついてプールとか海に行く」ということは、女子の場合はありません。首から下の毛全部チェックしないといけないですからね。『氷菓』の千反田えるだったら1週間ぐらい前に声をかけておかないと無理です。
 アニメ『僕は友達が少ない』は、ともだちのいない人たち、という設定になっているので、主人公の男子をのぞいて、プールに行く女子は5人なんですが(顧問の高山マリアはとあることでやらかして、懲罰のため参加できなかったのかな)、友達と一緒に水着を選んだという形跡はありません。
 前日までに誰とどうやって水着を選んだのかは、アニメの中では想像するしかありません。
・羽瀬川小鳩(小鷹の妹)は成長してないので小学生のときの水着で行った(その割には露出度の高い水着です)
柏崎星奈はお金持ち設定なので、家令のステラさんと一緒に買い物に行った(3話と同じ水着です)
楠幸村(メイド服が素敵な、日本男子に憧れてる子)は三日月夜空に選んでもらった
三日月夜空は一人で試着もしないで買った
 と、想像は及ぶんですが、理科室登校の志熊理科だけはちょっとわからない。
 小説のほう読めばわかるようになってるのか。
 ちなみに夜空と理科はせっかくプールに行ったのに、水着にはならないで帰りました(海に行くのは10話です)。
 ぼくの基準で「ともだち」というのは、人の家に勝手に入って冷蔵庫のプリン食べたり、風呂に入ったり、ベッドで寝たりしても何も言われないぐらいの人間関係です。
 しかしこのアニメ、家庭というのがほとんど不明なんだよね。主人公はともかく、あとは柏崎星奈が夕食食べてるところがちょっとあるぐらいしか思い出せない。
 サービスカットとして、高山マリアの水着(アイキャッチ)。
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