砂手紙のなりゆきブログ

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なんでデパートと図書館の前にライオンがいるのか、どうもよくわからない(ニューヨーク公共図書館)

 ニューヨーク公共図書館の本館は1911年5月23日に開館され、その前には二匹のライオンの像があり、その二匹には「アスター」と「レノックス」という名前がついています。
 寝そべって(腹を地面につけて)、顔だけ起こしているかっこうなので、日本の神社や寺にある狛犬みたいにきちんと座ってない。西洋のこういうのの起源はエジプトですが(スフィンクスなど)、東洋の場合の起源は仏様です。いずれも聖なるもの・尊いものを守るという意味があります。
 ちなみにブロンクスにはリバーデイル分館がありますが、ここのライオンの名前は「リバー」と「デイル」って言って(そのまんまですが)、顔を足の上に乗せて寝てます。もとはマンハッタンのルイス・リージェンシー・ホテルにあったものです。
 三越のライオン像は、どこからどう見てもイギリスにあるネルソン提督の像の足元のライオン像を真似してます。
 最初に作られたのは1914年ということで、今年でちょうど100周年です。ニューヨーク公共図書館のわずか3年後ですかね。