砂手紙のなりゆきブログ

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ヒッチコック『めまい』の主人公って本当に高所恐怖症なの?

 ヒッチコック監督作品の映画『めまい』(1948年)は、刑事だったジョン・ファーガソン(通称スコティ)が高所恐怖症になったので退職して、友人のエルスターによる妻マデリンの謎の行動に関する調査依頼を受け、いろいろする謎と犯罪と恋愛の映画です。
 ただよくわからなかったのが、主人公って高所恐怖症って設定なんだけど、マデリンが入ったはずの謎のホテルの2階の窓から平気で外を見て「尾行していた車がない」とか言うんだよね。2階ぐらいなら大丈夫なのか。

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 また、主人公が好きになることになる謎の女性ジュディは、エンパイア・ホテルの3階に部屋をとってあるんだけど、彼女が美容院から戻るのを、窓の外を見たりして待ってる。3階ぐらいなら平気なのか。

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 事件が起こる修道院の鐘楼は、区切りとか見ると4階立てくらいの高さなんだよね。

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 主人公が友人の女性ミッジのところで、「このくらいの高さなら大丈夫」って、踏み台みたいな椅子を登ってるときは、3段目(いちばん上のところ)でクラクラしてる。

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 この人はどの程度の高所恐怖症なのかわからないですね。
 なお、その原因になったと思われる建物は5階建てっぽいです。雨どいにつかまって落ちそうになる、ということなら、3階建ての建物の雨どいでも十分こわいだろうと思う。

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 ジュディの部屋がホテルの5階にあったらどうしてたんだろうか、この主人公。