砂手紙のなりゆきブログ

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謎の長髪で一見万能感あって世界を変えてみたがる口だけ野郎が出てくるアニメはもう飽きてきた(UN-GO episode:0 因果論)

(今回はタイトル作品のネタバレになっている部分もあるのでご留意ください)
 アニメ『UN-GO』は坂口安吾の『明治開化安吾捕物帖』という探偵小説を元ネタに、超警察国家になった架空の近未来を舞台にして良改変したアニメで、ぼくの記憶では原作は探偵役の結城新十郎が延々と真相を語るのが面白かったんですが(ひとつの短編のだいたい半分ぐらい結城新十郎が語ってる)、それではアニメにならないので『WORKING!!』の山田みたいな子も出て来ますが、あのキャラそんなに萌え系だったかな。あと多分神と悪魔の話でもないと思う。
 アニメ『UN-GO』は謎とその合理的な解決という意味ではまっとうなミステリーなんですが、メインキャラの探偵とその助手がどうしてそんな職業につくことになったのかは、劇場版として公開された『UN-GO episode:0 因果論』を見ればわかることになっています。嘘です。でももう少しだけわかる。
 あまりネタバレにならない程度にだけ話すと…それはタイトルのまんまです。
 なんか、アニメ『PSYCHO-PASS サイコパス』の槙島聖護以来延々と、年に5本以上10本ぐらいはそういうのに出会ってる気がする。「この俺が死ぬわけがない」とか言って死ぬ。『ファイナルファンタジーVII』(1997年)のセフィロスあたりが起源なのか。ゴンゾアニメばかり見てるともっと出くわし率高くなりそうな気がする。根拠ないけど。
 いくつかある起源のひとつの『SLAM DUNK』(1990~96年)の三井寿は、「バスケがしたいです」と言って髪を切って更生します。

 最近ではこういうキャラの頻出度、無口で貧乳で本が好きな女性キャラより多いんじゃないかとか思ってしまう。
 十字架みたいなのにはりつけになっている子と同じぐらい。