砂手紙のなりゆきブログ

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映画『二十四の瞳』の外国語音楽ヴァージョン

 木下惠介二十四の瞳』(1954年)の特典映像から、音楽担当だった木下忠司の言葉。

『…小学唱歌というのは外国の民謡が沢山入っているもんですから、海外版を作ったときに外人が、なぜこんな民謡が入ってるんだ、などということになりますので、海外版では外国の民謡を全部外して、日本の古典、今様とかそういうものをアレンジして、音楽の撮り直しをしました。』

 外国の原曲というと「アーニー・ローリー」「埴生の宿」「蛍の光」とかですかね。
 アーニー・ローリーは恋人の歌で、「僕の可愛いミヨちゃん」みたいなもんだから、そりゃ外人驚くだろう。
 関係ないけど映画『二百三高地』では小学唱歌として「故郷の空」(夕空晴れて秋風吹き)が歌われるけど、これもスコットランドじゃ春歌ということになっています。ドリフターズ版のほう(誰かさんと誰かさんが麦畑)のほうが正しいんだ。
 映画『二十四の瞳』の音楽、全部ドリフターズにしたらどうかな。