砂手紙のなりゆきブログ

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映画『キューティ・ブロンド』でマサチューセッツ州の法律を勉強する

 映画『キューティ・ブロンド』(2001年)は、金髪のせいでボーイフレンドにフラれた女子エル・ウッズ(リース・ウィザースプーン)が勉強してハーバードの法科大学院(ロー・スクール)に入って頑張るというポジティブな話です。
 女子力がマックスな彼女は、勉強オタクばっかりの学校では苦労しますが、まぁアメリカ映画なんで普通にハッピーエンドです。とはいえ恋愛部分抜きのハッピーエンドはなかなか新鮮でした。映画が90分ぐらいなんで、脇役の個性的なオタク学生の描写までは徹底していないけど、そこまでやったらテレビドラマの1シーズンぐらいになっちゃう。
 アイビーとかプレッピーで有名なハーバード大学のあるマサチューセッツ州のケンブリッジは長い歴史のある都市で、まぁあんまりカリフォルニアの人は勉強に行ったりなんかしない気がする。
 この映画で興味を持ったのは、マサチューセッツ州の法規(Massachusetts Supreme Judicial Court)第3条3項で、これによって主人公は学生でありながら被告の法定代理人(弁護士じゃないんで、弁護人かな)になることができるということになってます。ただし正規の弁護士がサポートするという条件つき。
 ちゃんと英文テキストを確認してみました。

Supreme Judicial Court Rule 3:03: Legal Assistance to the Commonwealth and to Indigent Criminal Defendants and to Indigent Parties in Civil Proceedings
(1) A senior law student in an accredited law school, or a law school authorized by statute of the Commonwealth to grant the degree of bachelor of laws or juris doctor, who has successfully completed or is enrolled in a course for credit in evidence or trial practice, with the written approval by the dean of such school of his character, legal ability, and training, may appear without compensation

 ただこれ、リンク先には2012年10月15日より施行、って書いてあるんで、2001年あたりの法律はどうなってたのかちょっとわからないですね。
 今回も映画見ながら法律以外にもliposuction(脂肪吸引法)とか無駄な知識を仕入れる。