砂手紙のなりゆきブログ

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雑誌が廃刊になるのはその雑誌の面倒くさい関係者が退職したとき(プレイコミック)

 雑誌『プレイコミック』は秋田書店が出版していた漫画雑誌で、1968年6月に創刊されましたが、2014年7月発売の9月号で休刊になりました。ざっと46年、半世紀続いたことになります。
 1968年、大学卒でプレイコミックの編集部に入社した新入社員(23歳か24歳)が、編集長になり部長・役員になり、70歳でこの春に役員を退職して、しめたと思った社長や他の役員がプレイコミックを休刊にしたのかと思うと、雑誌とその編集者の両方にドラマがありそうだけど、そこまでうまくはいってないだろうな。秋田書店の人事とか内部構成はさっぱりしらない。
 雑誌は(収益が出せるほどの)読者がいなくなったら休刊・廃刊になることになってますが、役員に面倒くさい人がいたらそうはならないこともあります。逆に、雑誌を創刊した役員が退職したとたんに休刊になったりする雑誌もあるので、それはそれでひどいですね。
 あと書き手・描き手が面倒くさい人ばかりになっちゃって、若い編集者(編集長)がやりにくくなりすぎた雑誌を一度休刊・廃刊して、新雑誌を立ち上げる、という手法もありますが、これも役員に対する根回しがきちんとできてないと難しいことであります。
 要するに、雑誌の創刊・休刊なんてのは、利益や収益のことと人間関係のことの両方があるってことです。