砂手紙のなりゆきブログ

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「私」と「あたし」と「ワタシ」(僕は友達が少ないNEXT)

 アニメ『僕は友達が少ないNEXT』(2013年)は、ライトノベル僕は友達が少ない』(2009年~)を原作にしたアニメの第二期で、主人公の羽瀬川小鷹とその残念な仲間たちによる隣人部の活動を描いた物語です。
 隣人部の部員は小鷹と顧問の高山マリアを含めて7人ですが、この子たちは自分を何と言うか、に関して、小説のほうではちゃんとキャラ立てがしてあります。

三日月夜空…私(わたし)
柏崎星奈…あたし
楠幸村…わたくし
志熊理科…理科
羽瀬川小鳩…我(われ) ただし中二病から覚めると「うち」
高山マリア…ワタシ

 で、アニメのほうでもちゃんと夜空は「わたし」って言ってるし、星奈は「あたし」って言ってる! 高山マリアは正直なところよくわからない。カタカナとひらがな・漢字の違いをアニメで聞き分けられる人はいないと思う。
 気になって、柏崎星奈の声やってる伊藤かな恵さんがほかのアニメでは「あたし」「わたし」のどちらを使っているか、調べようと思ったら手に負えない。原作のないアニメオリジナルの『花咲くいろは』(2011年)では松前緒花役で「あたし」って言ってました。原作があるアニメ『神のみぞ知るセカイ』(2010年~)のエルシィ役では「神のみぞ知るセカイOh!まい☆GOD!!」を聞けばおわかりのように「わたし」ですが、原作読んでないので「私」なのか「ワタシ」なのかわからない。
 こういうの、原作(アニメ・小説など)がある場合はそのキャラ設定に忠実にやっているか、これからチェックしながら見ようかと思った。

 

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