砂手紙のなりゆきブログ

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ヒッチコックのあらすじがうまく書けない(三十九夜)

 ウィキペディアではこんな感じ。今は少し部分的に直ってます。

 ミュージックホールの「ミスター・メモリー」という記憶力のすごい男の芸を見ていたハネイは、銃声音で騒動になったホールから、謎の女性とともに自分のアパートに戻る。
 彼女は軍の重要な機密が奪われそうになっていると語るが、未明にスコットランドの「アル・ナ・シェラ」という場所に印がついた地図を持って刺される。
 見張りの男たちをまいて汽車に乗り込んだハネイは、新聞で自分が殺人犯になっていることを知り、警察をフォート橋でかわして目的地に向かう。
 その土地に住む農夫の妻の手助けで「ジョーダン教授」と名乗る地元の名士のところに行くが、教授が陰謀の黒幕で、ハネイは銃に撃たれ、農夫の妻が貸し与えたコートの胸の聖書に弾が当たって助かる。
 ロンドンの警察に報告するハネイは、しかし彼の話を信じてくれず、教授と知り合いという署長と警察に見切りをつけ、殺された女性が残した「39階段」の言葉の意味の意味を知り、教授の陰謀を自分で暴こうとする。
 演説会場で演説者のフリをするが教授の手先につかまり、汽車で乗り合わせた女性(パメラ)と一緒に手錠で繋がれる。
 なんとか抜けだした二人は宿で一夜を明かし(その間に手錠をパメラは外す)、教授の目的がミスター・メモリーであることを知って、ホールでミスター・メモリーに「39階段とは何か」と質問する。
 「それはとあるスパイ組織の名前で」と語ろうとした彼は教授に撃たれ、軍事機密は書類などではなくミスター・メモリーの頭の中に隠されていたことをハネイたちは知る。

 …こんなあらすじで、誰が面白い映画だと思うだろうか。でも信じられないだろうけど面白い。
 だいたいヒッチコックの、ちょっとややこしい話ってだいたいこんな感じ。
 新聞で自分の記事を見つける&新聞を買った人は気づいてない、って話ばっかりなんだよなー。
 あと、とりあえず汽車が好き。