砂手紙のなりゆきブログ

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マーティン・スコセッシ『シャッター アイランド』(2010年)って『メル・ブルックス/新サイコ』(1977年)のプロット借りて真面目な話にしてる感じだよね

 スコセッシのは原作(デニス・ルヘイン)があるからあとで読んでみよう。
 通常、映画の中でうまく区別がつかないのは、
・この人物は生きているか死んでいるか
・この人物は映画の中では実在するか、映画の中でも虚構なのか
・この人物は狂人なのか正常の範囲に収まる程度には普通人なのか
 ということがあるので、精神病院を舞台にした話を見るときには「ここで働いている医者や職員は、精神病院の患者が演じているのか、それとも本当に医者や職員なのか」が気になって困る。『シャッター アイランド』のオチは、もう少し複雑に見える気がしないわけではないけれど、実はもう少し単純なのかも、と思わせるぐらいに複雑。
 なお「この人物はいい人なのか悪い人なのか」というのに関しては、小説の場合でもごまかせる(悪い人に見えるけれど本当はいい人だった、みたいな)んですけどね。