砂手紙のなりゆきブログ

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なぜ意見を言うときに理由を言ってはいけないかの10の理由

「みやきち日記」というブログの2012年1月17日のテキスト「マツダ先生(仮名)の思い出、あるいは議論の仕方を習ったことのない人はやっかいだということ」では、以下のようなものがありました。

『あたしが小学5~6年生だったときの担任・マツダ先生(仮名)は、クラスで話し合うとき生徒にたったひとつのルールを課しました。そのルールとは、「意見を言うときは、必ず理由を言わなければならない」というもの。これは鉄の掟で、例外は許されませんでした。今にして思うとこれはすばらしい教育で、あたしはマツダ先生にものすごく感謝しています。』

 納得できる話なのですが、あえて逆説「意見を言うときは、理由を言ってはいけない」というルールを「どうしてか」(理由)をつけて話してみます。

1・人間関係が荒れる(俺はサッカーやりたいと思ったのにあいつはバスケやりたいと思ったので敵だ)
2・政治的取引になる(あいつは仲間なので本当はサッカーやりたいと思ったけどバスケにしよう)
3・本当にやりたい球技が選ばれない(バスケとサッカーと意見が割れたので、野球にします)
4・バランスで選ばれる・その1(前回はサッカーだったので今度はバスケにします)
5・バランスで選ばれる・その2(○○くんの意見がずっと採用されていないので今度はバスケにします)
6・球技観という抽象的な話になる(バスケなんてただの玉入れ遊びだ)
7・まだ早いという意見が出る(サッカーにはまだ早い)
8・やっていない人が意見を言う(バスケはやったことないのでサッカーがいいと思います)
9・自分の仲間にしたい人に対して賛成意見を言う人が出てくる(こ奴なかなか心得ているわいという感じがした)
番外:SF好きが変な意見を言う(サッカーバスケってのはどうかな。手を使わないでバスケやるの)

 結論。議論の仕方を習いすぎた人のほうがやっかい。