砂手紙のなりゆきブログ

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くだらない1950年代の日本映画でもつい検索してしまう(大江戸五人男)

 映画『大江戸五人男』は1951年に作られた日本映画で、旗本の不良グループである白柄組の一人として市川右太衛門が水野十郎左衛門という役で出てきます。だいたい市川右太衛門が出ている映画は彼が何か言ったり動いたりするともう他の役者に集中できなくなるのが困る。
 で、まず「白柄組」というのがわからない。歌舞伎にくわしい人なら知ってると思うし、当時の映画を見ていた人は知ってたはずなのに、水野十郎左衛門とか幡随院長兵衛とか本当はくわしく知らないので、いろいろ検索する。
 路上で白柄組が登城途中の大名と衝突するんだけど、そこで言われるのが、
「丸に雁金は中舘十三万石高見沢備中だ」
 …はあ、そうですか。
 そんな藩も、高見沢という殿様も知らないので検索する。
 道を譲らないので怒った殿様とその家臣に対して、よぼよぼの大久保彦左衛門が、
「鳶ヶ巣文珠山の初陣に一番乗り一番槍一番首」
 普通に学校の教科書で日本の歴史を習ってもそんなの出てこないし、実際にそんなことがあったということは史実に残ってない。
 もうここらへんで映画のほうはどうでもよくなって、戦国時代の合戦いろいろウィキペディアで見る。
 なんか歴女とか面白そうだな。日本歴史を勉強するのと歌舞伎・講談で歴史を知るのとはまた違うんで、なんか適当な講談本、近代デジタルライブラリーから拾ってきて読もう。
 映画のほうは、そんなわけでくだらないかどうかはまだわかりません。
 はじめの5分ぐらいしか見てない。