砂手紙のなりゆきブログ

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ワタとコットン(cotton)の謎(けんぷファー)

 英語ではワタはコットンですが、コットンの起源はアラビア語のqutun(綿花)で、スペイン・フランスを経て英語になりました。正確にはワタじゃなくてモメンですかね。木綿が来る前にワタという言葉は「なんかこう、ふわふわしたもの」という意味の日本語として使われました。マワタ(真綿)はそんなわけで絹です。
 ドイツ語ではbaumwolle(木のウール)ということになってますが、watte(ヴァッテ)というのもあって、スラブ系の言葉もロシア語のвата(ヴァータ)ということで、世界には「クトゥン」(この名前で検索すると邪神っぽいものが出てくるけど多分関係ない)系と「ワタ」系の両方があります。
 ワタの起源は多分インドだけど(現地の語でどう言ってたのかは不明)、なんで木綿が来る前にワタって日本語があったのかはさらに不明。でもハラワタって普通に言ってる気がする。
 で、英語でもwaddingという、wadに起源を持つ語があって、意味は「詰め物(詰め物綿)」。
 要するに、ぬいぐるみのハラワタです。
 もう少し知りたくなったんで、今度図書館に行ったら調べてみる。