砂手紙のなりゆきブログ

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アニメらしい演出で「へー」と感心したカット(幻影ヲ駆ケル太陽)

 アニメ『幻影ヲ駆ケル太陽』(2013年)は、『魔法少女まどか☆マギカ』(2011年)以来もっとも「へー」と思った魔法少女ものですが(とはいえそういうのばかり見ているわけではないので他に面白い作品あったら教えて)、特に感心したのはキャラデザインの強引なまでの説得力でした。キャラデザインがいい・悪いというレベルを越えてて、「嫌いな人には仕方ないな」と思えるぐらい。
 それはともかく、引き続き映画『ドラゴンタトゥーの女』(2011年)で「これはすごい」と思えるカットのつなぎを語ります。
 昔警察官だった人が、昔の捜査の途中でタバコに火をつけて、それが今の老人のタバコにつながってる。監督の説明では「たまたま編集の過程で見つかったのでつなげてみた」ということですが、もう狙ってそういうの作ったとしか思えない。

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 で、『幻影ヲ駆ケル太陽』なんですが、闇堕ちする美大生が、いろいろあってやけくそで壁にパレット投げつけると、その絵の具がそのまま夜景(ネオンの色)になる。

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 ちょっとびっくりするんだけど、こういうのはアニメじゃないとなかなか難しいだろうなあ、とつくづく思います。