砂手紙のなりゆきブログ

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海図も磁石もコンパスもなしで闇夜の国から二人で舟を出すときの留意点

 それは、
「海流とは逆の方向に漕ぐ」
 ということです。
 漕ぐのに疲れて新しい島が見つけられなくても、海流に流されてれば元の島のあたりに戻れる可能性があるけど、海流に流されてたら元の島には戻れない。太平洋の島の人たちは日本に流れつくかもしれない。
 夜に舟を漕いで出たら、熱帯の島の人たちは漕いでる方向に朝日を見ることができてとてもすてきです。
 だいたいどんな話も東を目指して旅をすることになってるんじゃないかな。指輪物語とか(適当)。
 東に行けなかったマゼランは仕方なく西に旅してました。
 ただ、大航海時代は海流以外に風向きとか国の事情とかいろいろあるんで、いろいろ英語以外の本読まないとよくわからない。
 ちなみに「大航海時代」というのは1960年代に岩波書店大航海時代叢書にたずさわった増田喜郎の造語らしいです。
 大航海時代叢書が完結するまで27年かかりましたが、まだ完結していない明治書院の新釈漢文大系(1960年刊行開始)よりはまし。「第109巻  白氏文集 十三  ※未定」(2015.3.12更新)って…。