砂手紙のなりゆきブログ

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クリント・イーストウッドが坂道のぼるときに後押ししてくれた謎の女性(ソニア・チャーナス)

 クリント・イーストウッドが有名になるのはテレビの西部劇『ローハイド』(1959~1965年)の準主役に抜擢されたのがきっかけですが、その際に働いてくれたのが三流映画監督アーサー・ルービンのために脚本選びをしていてクリント・イーストウッドと顔なじみになったソニア・チャーナスという女性です。彼女はその後CBSのために脚本選びをして、編成担当重役で西部劇担当のロバート・スパークスが新しい番組の新しい役者を探しているところにクリント・イーストウッドを紹介し、スパークスのほうは今イチ気に入らなかったようですが、スクリーンテストを一緒に見た他の重役で最終決定権を持つハベル・ロビンソンと、『ガンスモーク』のプロデューサーで神番組を担当することになったビル・ウォーレンがクリント・イーストウッドに決めました。
 クリント・イーストウッドに、テレビドラマの撮影のオフシーズンにイタリアの映画監督セルジオ・レオーネの映画に出るように勧めたのもソニア・チャーナス。
 彼が独立して自前のプロダクション「マルパソ」の設立時メンバーの4人のうちのひとりもソニア・チャーナス(残りはプロデューサーと秘書とクリント・イーストウッド)。
 映画『アウトロー』(1976年)のシナリオをフィリップ・カウフマンと共同執筆したのもソニア・チャーナス。
 その間、妻のマギーは、近所の人とテニスばかりやってました。
 セックスと子作りは別の女性たちの役目。
 ソニア・チャーナスはクリント・イーストウッドと性的な関係になったことがない、彼の周辺では珍しい女性です。