砂手紙のなりゆきブログ

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モーパッサン全集2巻(1965年春陽堂)を借りてくる

 半世紀前の本ですか。
 この1冊でだいたいモーパッサンの200編ぐらいの中短編が読めます。
 ただし、3段組で1000ページぐらいある。
 辞書か聖書みたいな本だけど、なんとかせっせと読みます。
 けっこう検索したら置いてある図書館多いみたい。
 翻訳が古いかもしれないけど、青柳瑞穂とか有名な人多いし、1960年代ですらモーパッサンは70年ぐらい古かったんで気にしない。
 キンドル版でフランス語ができる人は読むといいのです。日本語版はまだない。
 みんながタイトルは知っているだろうけど読んだ人はあまり多くないと思う短編「脂肪の塊」は、ジョン・フォード駅馬車』(1939年)のヒントになり、日本では川口松太郎が翻案・戯曲化して溝口健二『マリヤのお雪』(1935年)になりました。