砂手紙のなりゆきブログ

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外国語は10日間で文法をざっくり理解して、一生かけて語彙を増やす

 語学というのが面倒なのは、文法は比較的構造として理解できるんだけど(だいたいそんなに変な構造のものは少ないはず)、個々の単語がどういう意味なのか、最低数千の単位で覚えなければいけないことです。
 東大に入れるぐらいの学力の子は、もともと素質があって勉強が好きなもんだから、第二外国語にフランス語を勉強しはじめたら、ゴールデンウィーク前ぐらいで文法を理解して、夏休みにはフローベールを読む、ぐらいが普通です。
 でも、語彙を増やすということは生涯の学習なんで、実用性とか教養という目的がはっきりしていない国の言葉は、覚えても使う機会がない。
 やはり読む本がないとその国の言葉というのは覚えても仕方ないもんですかね。
 たぶん、その国の中学校に相当するレベルの「歴史の教科書」を読むのが一番よさそうなんだけど、なかなか日本では売ってる本が見つからない。