砂手紙のなりゆきブログ

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映画『市民ケーン』(1941年)と『第三の男』(1949年)の日本公開日はいつ?

 映画『市民ケーン』の日本初公開は1966年6月14日。
 映画『第三の男』は、1956年9月16日というのが定説になっているんだけど、その前の週の9月9日に特別有料試写会というのをやってるんです。値段は200円。けっこう高い。そのころのそばの値段が30円。今だと安いところで600円ぐらいかな? 安くて有名なところで富士そばのかけそばがいま一杯270円だから、いまの物価になおすと2000円から4000円の間ぐらい。
 そのころの『第三の男』は、カンヌ国際映画祭グランプリ(1949年)とってたりして、前評判は上々です。
 いっぽう、『市民ケーン』は1941年のアカデミー賞脚本賞を受賞して、他の部門にもノミネートされるんだけど、なにぶん日本はアメリカと戦争してたので情報が入ってこなかった。
 しかしそれにしても、『勝手にしやがれ!』(1959年製作、日本公開は1960年)とか、一連のヌーヴェルヴァーグ映画より日本公開が遅かったとは知らなかった。
 ビートルズの来日公演の2週間ぐらい前。
 同じころにやってたのが『飛べ!フェニックス』(アルドリッチ)とか『ドクトル・ジバゴ』(デヴィッド・リーン)とか。
ゴジラでいうといつ頃?」という人には、『ゴジラ・エビラ・モスラ 南海の大決闘』(1966年暮れ公開)です。