砂手紙のなりゆきブログ

KindleDPで本を出しました。Kindleが読めるデバイスで「砂手紙」を検索してください。過去テキストの一覧はこちら→http://d.hatena.ne.jp/sandletter/20120201/p1

再び・過去のトラウマ持ちのキャラクター禁止

 ランナーは使い捨てられたトラウマを持っている。
 刑事は昔解決に失敗した事件のトラウマを持っている。
 政治家は地元の対立代議士にハメられたトラウマを持っている。
 新聞記者はスクープのつもりでしでかした誤報のトラウマを持っている。
 タイムマシンを作る人は、昔助けられなかった恋人や子供のトラウマを持っている。
 エロゲの主人公は、クリスマス・イブのトラウマを持っている。
 映画を作る人は、田舎でいじめられたトラウマを持っている。
 はじめの5つは、小説雑誌というものを読んで立て続けに出くわして、読むのに少し苦労しました。
 これは読者の要望か、編集者の希望か、作家が話の構成に困ってやっているのか。
 小説に限らず、映画でも同じか。
 黒澤明七人の侍』(1954年)だって、菊千代を中心に負け戦のトラウマ持ってるキャラいるしなあ。

 参考記事:

sandletter.hatenablog.com