砂手紙のなりゆきブログ

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雨の話には3つのパターンがあります

 雨の話には3つのパターンがあります。
 雨が降りはじめる話と、雨があがる話と、雨が降り続ける話です。
 それに、話の中で雨が降りはじめて、途中で雨があがる話、話のはじめで雨がやんで、話の終わりで雨が降りはじめる話を入れると5パターン。
 一番大変なのは、雨が降り続ける話で、そんなのは映画や漫画・アニメなど、ビジュアルを扱うものには滅多にない。大変ですからね。
 小説だと、雨が降り続けてるはずなんだけど、読んでいるうちにそんなのはどうも忘れてしまう。
 個人的には、雨が降りはじめてモーテル(日本だと旅館)に泊まる、みたいな話にいい話があるような気がするんだけど、どんなもんでしょうね。『アイデンティティ』(2003年)みたいなの。
 集団が違っていて接点のない者同士が問題を解決するみたいな話、にもなりそうだし。
 ただし、短編にはあまり向かないですね。
 雪の日に集まって怪談がはじまるのは岡本綺堂『青蛙堂鬼談』だったなあ。連作短編ですが。