かわいいワイプ(普通の女子校生が【ろこどる】やってみた。)
ワイプ(右もしくは左側の画面から場面転換していく技法)をしょっちゅう使った映画監督としては黒澤明が有名です。
もう、黒澤明というとワイプしか出てこない。
映画の技法としては古いもので、今は「なんか少し古くさく作ってみよう」と思ったときに(多分)使います。
普通に左右スライドじゃなくて、角のほうからとか、あるいは細切れにして別の場面にするのもワイプですが、あんまりやりすぎると話に集中できなくなるので、効果的に使う必要があります。
アニメ『普通の女子校生が【ろこどる】やってみた。』(2014年)は、千葉県流山市を舞台にしたコスト・パフォーマンスのよさそうな萌えキャラアニメで、『百瀬、こっちを向いて。』(2014年)と同じような川原とか似たような校舎の屋上の風景が出てきて、ローカルアニメとして面白いんですが、その中では「キャラクターの絵入りワイプ」というびっくりするものが見られます。つまりキャラクターが左右に動いて場面転換する。
なんか、昭和のアニメみたいだ。
楽しいんですけど、やはりいつもそういうワイプだとかなりイライラするので、全部そうというわけじゃない。
あと、そういうかわいいワイプアニメは、1期に1本ぐらいあれば十分だと思う。