砂手紙のなりゆきブログ

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親が子供に教えるのは自転車の乗りかたとキャッチボール(ラストミッション)

 映画『ラストミッション』(2014年)は、凄腕のスナイパーが重病になって、最後の大仕事をやりながらもう長い間会っていない娘とコミュニケーションをはかるという、リュック・ベッソンが作ってスカーレット・ヨハンソンが出ているとしか思えない映画ですが、主役はケビン・コスナーで、その娘はヘイリー・スタインフェルドという子がやってます。
 どうもぼくの映画や本の紹介は140字以上にはなかなかならないな。
 で、しとめ損なった裏社会のボスを倒すことを条件に怪しげな薬をもらって(もうリュック・ベッソンの映画というと怪しげな薬とフランスっぽい車ですね)、延命しながら娘に紫色の自転車を買ってやるんだけど、娘はそんな父親と10年ぐらい会っていないし、乗りかたを教わらなかったと言います。
 たいていの父親は子供に自転車の乗りかたとキャッチボールのしかたを教えます。
 父親が自転車に乗れない場合は母親が教えられるんだけど、キャッチボールは教えられないことが多いようであります。
 この、野球というのは本当に地味な基礎練習みたいなのがあって、教えてくれる人がいないと全然上達しない。将棋みたいなもんかな。ある程度までいくと父親以外の、もっと教えるのがうまい人が教えることになります。
 まったく、いくら教えても子供なんてのはすぐ子供同士で自転車に乗ってどこかに行ったりして、親父なんてものは忘れられる。
 しかしこの映画のこの娘には恋人(ボーイフレンド)がいるんで、彼に自転車の乗りかたを教えてもらえばいいのでは、とか思うんだけど、なんかそういうのは異性には教えないんだよなあ。
 映画的演出では後ろに乗せてあげることになってる。