砂手紙のなりゆきブログ

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今までなかったようなことするだけでアカデミー作品賞もらえるなんていい時代だなと思った(ブロードウェイ・メロディー)

 映画『ブロードウェイ・メロディー』(1929年)は世界初のトーキーによるミュージカル映画で、アカデミー作品賞を受賞したこと以外には特記するほどのことはない凡作です。
 これはまだ、ブロードウェイの関係者が映画産業に進出してくる前の映画で、歌はあるけど踊りなどを含むパフォーマンスは、歌は3曲ぐらいあって、かわいい子が下着姿を見せてくれるというだけのたわいないものですが、そういえばその中の一曲の愛の歌が「いきなり歌い出すミュージカル(映画)」になっているのには少し驚いた。
 でも踊らない。
 それからわずか数年で、MGMのミュージカル映画(ということになっているけど、本当はほとんどRKO映画)はもう、この世のものとは思えない素晴らしいものになっちゃうという、そちらのほうがすごいですね。