ロバート・アルトマンはなぜ勉強になってヒッチコックはなぜ勉強にならないのか
ロバート・アルトマンは21世紀になって、一度見ただけではよくわからない映画を作る監督として再評価されるようになりました。要するに、彼の映画はビデオが生まれた時代にティーン・エイジャーだった今の監督が、何度も見て真似したくなる映画です。
問題は、話の筋がさっぱり面白くないことで、似たような演出でもっと面白い話を作った監督はいるんじゃないかな。
ヒッチコックの前衛ぶりは、イギリスで最初のトーキー映画を作ったぐらい(まあプロデューサーの考えに従っただけですけど)、その時代の最新の技術を使いまくって、変な映像を作ってるんですが、困ったことに話が面白すぎるんですね。
あと、ヒッチコックみたいな演出で、彼よりも面白い話を作った監督はいない。