砂手紙のなりゆきブログ

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図書館の除籍本

 数か月前から、図書館の除籍本、要するにここに置いておく必要がなくなった本をもらってきています。
 誰でも取れるようなところに並べてあって、誰でも自由に持っていけます。
 これの何がいいかというと、図書館から借りる本と違って、読み終えたら捨てればいいし、何を読むか(借りるか)をあまり考えなくてもいいことです。
 ただし、だいたいが10年以上前(はなはだしいのでは半世紀も前)の本なので、今読んで何かの役に立つとかいうことは何もありません。
 プレスコット『メキシコ征服』『ペルー征服』の合本の、1000ページもある奴(英語版)が見つかったのには驚いた。
 どうもときどき、個人蔵書で寄贈されたものも並べられるみたいなんですね。
 プレスコットの歴史書は、ドストエフスキーが『カラマーゾフの兄弟』の中にある「大審問官」の話を書くときに彼の『スペイン王フェリペII世の治世の歴史』を大変参考にしたことでも知られています。
 あと、三島由紀夫『不道徳教育講座』とか、北杜夫の諸本とか、まあだいたいそういうのは今はもう読まれない。