砂手紙のなりゆきブログ

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野球のバッターはどの球が来るかを考えて、キャッチャーはバッターが何を考えているかを考える(おおきく振りかぶって)

 プロレベルのスポーツ選手に頭(のよさ)が必要なのは、ある程度以上の運動能力と熟練度がある場合に「相手が何を考えているか」で競わなければならないためで、野球の場合はだいたいキャッチャーがそれを考えることになります。
 ほかの野球選手はバッターになったときには考えなければならないことで、コーチや監督が指示する場合もありますが、だいたいは自分で考える。
 キャッチャーはひとつの試合で誰にどの球を投げたかを全部覚えていて(最低でも27球あるいは81球)、夏の甲子園だと一度勝てば終わりですが、プロ野球は相手チームの前の試合も全部覚えていないといけない。百人一首覚えるのと同じぐらい大変。
 たいていはそこまで覚えてられないし、一番の問題は「ここに投げるように」という指示をキャッチャーが出しても、その通りにピッチャーが投げられるわけではない、ということですかね。
 ここらへんは競馬の騎手と馬との関係と同じ。
 競馬は、その日の天候と騎手の調子を見て、馬の過去の成績とレース展開を参考に、第9レースから予想して、なおかつ馬券を買わないのが損をしないコツです。