ドラえもんのモチーフを借りる(龍ヶ嬢七々々の埋蔵金)
アニメ『龍ヶ嬢七々々の埋蔵金』(2014年)は、学園島・七重島に隠された、ドラえもんのひみつ道具みたいなものを探す物語です。
不思議な能力を持つさまざまな道具は龍ヶ嬢七々々によって宝箱に隠され、謎と迷宮を解読することによってそれを手に入れることができます。
道具を探す目的は人によって違いますが、主人公の八真重護は肉体労働担当で、龍ヶ嬢七々々の殺人犯がわかれば彼女が成仏できるかもしれないということでそのための道具を探し、小さい女子の壱級天災は頭脳労働担当で、自分に解けない謎はない名探偵であることを証明するために道具を探します。
龍ヶ嬢七々々はアパートの一室に住んでいてそこから出られない地縛霊で、七重島を作った天才学生集団のひとりなんですが、10年前に誰かに殺されました。
うまくあらすじ紹介できないけど、無駄に背後の設定が大きそうな話です。
龍ヶ嬢七々々は、首から謎の鈴(じゃないけどネックレス)をかけていて、どら焼きじゃなくてプリンが大好物(というよりそれしか口にできない)で、青を基調とした色彩設計になっていて、実にドラえもんっぽいんですが、話の内容が全然違うのでどうもその件に関して言及している人がネットではうまく見つからない。
ところで映画『プライベート・ライアン』(1998年)がかなり『七人の侍』(1954年)からいただいてるところがある、ってのは、素人には鐘楼から兵士が戦車が来るところを報告するシーンで、あっこれは「来やがった来やがった!」やん、ってやっと気づくぐらいうまくやってるのですが、みなさんはどこらへんで気がつきましたか。