砂手紙のなりゆきブログ

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昼の弁当の起源

 江戸時代の商人の家では、夕方にご飯を炊いて、夜に温かいご飯とおかずで食事をして、朝は冷たいご飯を食べて働きます。
 職人は、朝にご飯を炊いて、残りを弁当に入れて昼に食べて、夕方は独身の場合は外で酒と一緒に食べて、許婚者で子供のいる家庭ではもう一度ご飯を炊きます。
 武士の場合は、月に何度かの登城の際には弁当を持って(というか、家来に持たせて)、城内で食べます。
 農民は、野良仕事に出る前に、朝ごはんの残りを持って行きます。
 要するに、外で食事をする人はだいたい弁当を持っていく、というのと、冷たくなったご飯ではうまくお弁当ができない、ということです(さめたご飯ならできる)。
 夜といっても昔の夜は本当に真っ暗なので、そんなに遅い時間ではないと思います。