砂手紙のなりゆきブログ

KindleDPで本を出しました。Kindleが読めるデバイスで「砂手紙」を検索してください。過去テキストの一覧はこちら→http://d.hatena.ne.jp/sandletter/20120201/p1

学園を舞台にした話を考えるときに創作者がしなければならないこと

・学校の場所と通学路と校舎の配置(どこにどんな教室があるかその他)を考える
・ひとクラス30人の名前と趣味と特技と家族関係を考える
・一週間の時間割を考える(できれば全学年の全クラスだけど、まあひとクラスでいい)
・一年間の学校行事を考える
 そして、それらの設定を使わない。
 実際に使うのは、特定の数人、特定のクラスと特定の部室とそこに通じる通路、時間は昼休みと放課後、季節はゴールデンウィーク前から文化祭終了までの半年です。
 作家ならその半年を3か月で書いて3巻の本にして編集者に渡す。
 編集者は半年でその3冊を売ってみて、売れ行きがよければ続刊を依頼し、悪ければおしまいにする。
 続きを書く場合は、冬休みの話をまるまる1冊使って書いてもかまわないんだけど、だいたい6巻ぐらいまでしか話がうまく作れない。
 しょうがないのでスピンオフを書いたり、1日の出来事をまるまる1冊で書いたりする。
 でも、クラスのほかの20人以上の人の物語は作られないんだよなあ、普通。