毎週末に同じ映画を1年間見なければならないことになったら、あなたは何を選ぶ?
ぼくの場合は、音楽がうるさくなくて、映像が美しくて、話がややこしいけれどややこしすぎなくて、キャラが多いけれどきっちり描写されてるものにしたいです。
木下恵介『二十四の瞳』(1954年)かなあ。
しかしこの映画、見るたびに胃とか内臓が痛くなって、涙が出すぎるので毎週は見られない。毎月24日に見るとかだったら何とかなる。
シドニー・ルメット『十二人の怒れる男』(1959年)は話は面白いし、キャラも立っていて、カメラ演出の勉強にもなるんだけど、場所が限定されてるんで、5回ぐらい見たら飽きそうな気がする。
1本だけ、ということに限定しないなら、深作欣二『仁義なき戦い』(1974~75年、完結編まで)とか、まあいくらでもありそう。毎週シリーズの1本だけ見て、年に10回見る。
2度見たい映画は、ミステリー系ならさらにいくらでもありますね。『アイデンティティー』(2003年)とか。