砂手紙のなりゆきブログ

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ロックと長唄とか都々逸

 俳句のリズムは5・7・5ですが、これを「うんたん」で表現すると「たたんたん(うん)・たたたんたたん・たたんたん(うん)」になります。
 つまり、4拍子が3つ。
 短歌の場合は4拍子が5つなので、どうもどちらも塩梅が悪い。
 都々逸は7・7・7・5なので、ロックのリズムで刻めます。
 たたたんたたん・たたんたたたん・たんたたたん・たたんたん(うん)みたいな感じ。
 ロックの場合は、「たたたたたったん・すったんたたたん」かな。
 長唄もまあ似たようなもんです。
 落語「稽古屋」に出てくるのだと、こんな感じ。長唄の「喜撰」ですね。
「世辞で丸めて浮気でこねて 小町桜の眺めに飽かぬ」
 X Japan「紅」のリズムでやるとこうなります。
 せじでまるめて/うわきでこねて/こまちざくらの/ながめにあかぬ
 (くれないに/そまった/このおれ/を)
 ものすごくテンポが早くなります。
「せーじーでー/まるーめーてー/うーわきーでー/こーねーて」と、この節回しだと昭和ポップスになる。

 本日は430文字です。