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砂手紙のなりゆきブログ

KindleDPで本を出しました。Kindleが読めるデバイスで「砂手紙」を検索してください。過去テキストの一覧はこちら→http://d.hatena.ne.jp/sandletter/20120201/p1

とめはね(ちはやふる)

 漫画やアニメ、ライトノベルのロゴのフォント研究サイトとしてネットでは有名な「ゆず屋」というところがあります。
 そこでは漫画『ちはやふる』(2008年~)のタイトル文字が「「ち」がモリサワの秀英3号、「は」、「ふ」がモリサワリュウミン・オールドがな、そして「や」、「る」が旧リョービのRo築地」をベースにしている(が、少し加工してある)という、実にたくみな分析をしています。
 まあ、いずれにしても広義の明朝体ですね。
 漢字文化圏で、明朝体は活字による印刷技術が普及することによって広まり、活字文化の定着とともに定着しました。
 明朝体の特色は、横線が縦線より細いこと、ひと筆ごとにはじまりと終わりがくっきりしていることです。
 たとえば、「木」の縦棒は、下の部分が上より少しだけ太くなって止まっています(そうでない明朝体もあります)。
 もともと縦書きの文字として作られたものなので、本当は横書きの記述にはあまり向いてないんですが、みんな我慢して使ってるし、活字として慣れているもんだから、横書きのプリントアウトの段階でも普通に見えてしまいます。
 ゴシック体その他だとどうも主張が強すぎてうまく頭に入ってこないんですね。
 看板とかならともかく、読むものに関してはだいたい明朝体です。
 タイトルロゴに明朝体を使う場合は、普通は『ちはやふる』『龍ヶ嬢七々々の埋蔵金』(2012年~)のように、縦書きとして使います。
 本来縦書きとしてデザインされたものを横書きにするのは無理があるんですが、アニメや映画業界ではやってるんだよなあ。
 横書きの太い明朝体に違和感を感じなくさせたのは、市川崑エヴァンゲリオンからですかね。
 しかし、「埋蔵金」の太い明朝体なんてのは、やはり縦書きで御願いしたいものであります。
 横書きのネットテキストで見る分には、MSPゴシックが向いている気がするんですが、みなさんはいかがでしょうか。

 本日は802文字です。